飴色の宝石
物件概要(掲載情報)
| 価格 | 1億3,800万円(税込) |
|---|---|
| 建物面積 | 135.62m2 |
| 管理費 | なし |
| 修繕積立金 | なし |
| 所在地 | 鎌倉市小町一丁目 |
| 交通 | JR横須賀線「鎌倉」駅 徒歩5分 |
| 建物構造 | 木造 2階建て |
| 築年 | 1987年 |
| 土地権利 | 賃借権 |
| 敷地面積 | 264.43m2 |
| 都市計画 | 市街化区域 |
| 用途地域 | 第一種中高層住居専用地域 |
| 建蔽率/容積率 | 60%/200% |
| 取引態様 | 媒介 |
| 設備 | 公営水道/公共下水/都市ガス |
| 備考 | 地目:宅地/現況:空室/引渡時期:相談/借地詳細:旧法借地権(借地権月額:44,472円、借地期限:令和9年1月31日、再契約新規:20年)/準防火地域/宅地造成等工事規制区域/景観計画区域(旧市街地の住宅地)/埋蔵文化財包蔵地/接道:南西側幅員約4m公道に約5.5m接道/駐車場あり(敷地内、2台※車種による) |
| 情報修正日時 | 2026年10月22日 |
| 情報更新予定日 | 2026年11月14日 |
| 面積(概要) | 135.62m2(建物)264.43m2(敷地) |
| 種別 | 住宅 |
紹介文・備考
日差しを浴びると飴色に輝く板張りの室内。これこそ、古い住宅にしか出せない輝きでしょう。良い意味で年代を感じさせてくれる代物が、鎌倉駅の近くに隠れていました。 滑川沿いの開放感のある土地に建つ物件。静かな雰囲気のなかサンサンと降り注ぐ日差しは、各部屋の目透かし張りの壁板をすっかり飴色に日焼けさせています。 恐らく新築当時は薄いベージュに近かったであろう無垢板は、竣工から40年近い年月を経て、塗装とは違う色合いを見せてくれています。 2階の洋室がまた面白い。天井を見上げれば現しの構造材。角材の登り梁を丸太の梁で受けて、それを方杖が支えて。 接合部にボルトが見えているように、当時は既にプレカット工法が全盛の時代。それでもあえて丸太の梁を使って手刻みの仕事を取り入れたのは、携わった大工の矜持を感じます。 何だかちょっとすっきりとした屋根まわり。よく見ると雨樋が見えないように「樋隠し」の板がぐるっと巡らせてあります。機能ではなく意匠のための部材を贅沢に使っています。 この物件、日中は照明いらずの明るさ。壁を45°に振って庭に正対するように配置したリビングはもちろん、どの部屋にいても開けた川側を意識した窓の配置。唯一北側に面した2階の洋室3にも、廊下側に室内窓を設け、南からの日差しを取り入れようとしています。 階段を登ってすぐの廊下も隠れた名シーンだと思います(写真10枚目)。室内窓やドアの枠まわりにも細い壁板が入らないように計算され、目透かしの目地が奥までスーッと通るように考え抜かれた設え。これはもう、建てる前から細部の仕上がりを突き詰めた設計と現場の職人の成せる業です。 直近の改修をもって、水まわりは入れ替わり、新品を設置済み。床材も更新済みで、外も内も一度メンテナンスを施された状態と言えるでしょう。 新旧混合となっている部分もありますが、いくら手を加えようともきれいな宝石は宝石のまま。金色でも銀色でもなく、長い時間を過ごした住まいだけが手に入れられる飴色という輝きをもって、次の住み手を待っています。
